そっと眼を閉じて・・・

こんにちは、獣医師の福永です。
冬本番で風邪もインフルエンザも流行っていますね。
今年も何とか踏みとどまりたいなと手洗いうがいに勤しんでおります。

先週末は、日本獣医がん学会に出席して参りました。
春は動物病院が忙しくなりますので、
秋、冬のほうが学会が比較的多くなります。

今回の開場はホテルニューオータニ大阪。
今年もたくさんの獣医師が参加しておりました。
人が多くて、ちょっと会場の空気がムッとしておりましたが・・・。

こうして学会に参加すると、やはり毎回新しい情報があります。
研究も進み、新しい検査、治療法が導入され、
今までできなかったことができるようになることもあります。
それでも、治すことのできない病気も多々ありますが、
少しでも良い状態で過ごせるお手伝いが出来ればと思います。

さて、診察をさせて頂いている中であらためて気になっている
「眼」に関することなのですが、
点眼方法について知っておいて頂きたいことが2点あります。

ひとつは、複数の目薬を使うときには、
それぞれの点眼の間隔を5分以上あけること、

もうひとつは、点眼後、まばたきをさせないほうが良いこと、です。

目薬は眼にさすと、眼の表面の涙と混ざり、大半は眼の外へこぼれおちます。
眼に入れば1滴で十分な量になっています。
眼の表面で涙と混ざった目薬は、
3~5分かけて白目や黒目にしみ込んでいきます。
ですので、この3~5分経つまでの間に次の目薬をさすと、
先の目薬は押し出されてしまいます。
続けてさすと、どちらの目薬の効果も十分発揮されない可能性があります。

また、人も同じなのですが(むしろ、人の方がそうしてしまいがちですが)、
目薬をさした後は眼をパチパチさせないほうが効果的です。
パチパチまばたきする(させる)と、
どんどん目薬は眼の表面から排出されていきます。
3~5分目薬が眼の表面に留まることで眼にしみ込んで効果が出るので、
理想的には、その間、じっと眼を閉じているのがよいですが、
少なくても無理にまばたきはさせずに置いておいてあげて下さい。

せっかくの治療ですので、最大限生かして頂ければ幸いです。

次は門野さんです。