こんにちは。研修先で人気?の智です。
研修のお話がちょいちょい出てきますが、一体なにしてんの?と思われる方もいらっしゃると思うので、少し研修医についてお話させていただきます。
自己紹介の時にも少し触れましたが、私は岐阜大学の皮膚科・内科専門の先生の元で勉強させてもらってます。
人のお医者さんでは大学卒業後、上級医・専門医の元で一定期間研修をするのが義務付けられていますが、動物のお医者さんはそのような義務はなく、卒業と同時に一般の病院で診療を行うのが普通です。
獣医師の場合は専門分野を身につける目的で大学病院や高次病院で研修を受けることが多いです。
実際にどんなことをしているかというと。
一般の動物病院で診断がつかない病気の子や、治療が難しい子の診療をしています。
もちろん、簡単に治る病気でないことが多いので、ベテランの先生や専門の教授方と意見を交わしながら、診断・治療を進めていきます。
大学病院には、他にも外科・腫瘍科・神経科などがあり、CTなどの医療機器も揃っているので、それぞれその分野に詳しい先生方が周りの病院から紹介を受けて診療を行っています。
一般的な動物病院では、全ての分野を幅広く診療するので、難しい病気あるいは珍しい病気の子は各分野の専門の先生に紹介することが多いのですが、
草津犬猫病院には腫瘍科・外科・内科・神経科・眼科とそれぞれに詳しい先生方がいるので、大学病院などを紹介して行って頂く機会というのはあまりないかもしれないですね。
話は全く変わりますが。
今年の夏はなんか頭が痒いな~
、と思っていたら….
こんなのがいっぱいいました。
なんか見たことある…..![]()
このダルマ型のやつはみんな、マラセチアです。所謂、真菌、つまりカビです![]()
マラセチアはうつるものではなく、もともと人や動物の皮膚にいるものなんですが(ちなみに人と動物では若干タイプが異なります)、増えてしまうと、痒くなったり、汗っぽくなったりします![]()
猫
の皮膚で悪さをすることはほぼ無いのですが、犬
ではこのマラセチアが増えて痒くなったり、脂汗が出てベタベタになったり、独特の臭いがしたりします。
夏場にひどくなることが多く、アレルギーの子や多汗症の子はマラセチアが増えやすくなっています。
治療は抗真菌剤や抗真菌シャンプーを使いますが、中には専用のシャンプーだけで劇的に良くなる子もいます。
簡単な検査ですぐに見つかるので、「うちの子怪しいかも….」と思われたら、一度ご相談ください![]()
ちなみに、私は薬局で売ってる某抗真菌シャンプー(人用)に変えてしばらくしたら、痒みは治まりました
今はもうほとんどマラセチアはいないので、上の写真はあるワンちゃんの皮膚から採ったものを使っています。
前回シャンプーのお話をしたときにも書きましたが、それぞれの原因によって効果のあるシャンプーは違いますので、
「もしかしたら、わたしの頭も…」と思われた方は、人の皮膚科を受診してくださいね。
私は動物の皮膚専門なので、人の頭皮とシャンプーのことについては責任を負いかねますので…
次は門野さんです。