眼軟膏の使い方
以前、目薬(点眼薬)のさし方については書かせていただきましたが、今回は目に直接つける軟膏、眼軟膏の使い方について書いてみようと思います。
目薬に比べると使う頻度は少ないですが、ドライアイや角膜のむくみなどの目の表面の病気では、眼軟膏が必要となる場合があります。
眼軟膏は、きれいなまま使っていただくというのが基本的な考え方です。
動物たちの目の周りや、我々人間の指の汚れ、細菌を軟膏につけないよう気をつけます。
一回につける軟膏の量は、軟膏の種類や使う目的にもよりますが、おおよそ0.5~1cmくらいが目安になります。
うまくさせてくれる子であれば、上まぶたを軽く開けて(持ち上げて)、軟膏を少し出した状態でまぶたの縁に引っ掛けるようにつけるのがひとつの方法です。
同様に、下まぶたにつけてもらってもよいかと思います。
上記の方法のほうがやりやすいかもしれませんが、
白目(眼の結膜)に直接塗る方法でも良いかと思います。
それは難しいかな?できなさそうかな?という方は、つけたい量(より少し多め)の軟膏を綿棒に乗せそれをまぶたの縁か白目に塗りつけます。
まぶたの縁につけて、綿棒をくるっとまわして塗りつけます。
どうしても上手くいかない場合
このような方法でうまくいかない場合には一度ご相談ください。
尚、軟膏の保存は基本的に常温でよいものがほとんどだと思いますが、真夏の暑ーい部屋に置いておくと、中身が融けてしまって液体に近い状態でどんどん出てきてしまうことがありますので、体温に近い、もしくは超える温度にはならないように保管してください。